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No Review, No Progress 2011/5/17

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2011-05-15 東京遠征 vsタマリバクラブ

[試合] 投稿日時:2011/05/17(火) 12:28

【参加】 28名
木下哲、綿谷、山田
中里、荒谷、福原、小澤、國川、原、村上、兼田、秀徳、城本、濱野、宮本、安田
郡、玉田、秋山、杉本、津山、増田、福山、小玉、西村、六然、リード、黒木

【応援】
綿谷ファミリー、ポッキー夫妻、加藤(OB)


【マッチリポート】
ラグビー人口の減少が叫ばれる中、せっかくの休日に家族・恋人を差し置いてラグビーという決してソフトではないスポーツに興じる人間は世間一般的見地からは「物好き」に分類されるであろうが、そんな人間の中でも練習試合のために新幹線に乗って関西から東京までラグビーをしに行く人間は、間違いなく「物好き」に違いない。
 
今回の相手は昨年の全国クラブチャンピオンチーム・タマリバクラブ。
日本のクラブラグビーの頂点・目標となるチームであり、
練習試合のためでも遠征に行く価値のあるチームだ。
 
「自分たちの力をぶつけて、そして勝つぞ!」

綿谷主将が気合を入れてキックオフに向かう。
相手が全国チャンピオンではあるが、「いい試合」をしに来た訳でなく
当然これを目標に戦わなければ来た意味がない。
 
試合は、前半風上のタマリバペースで進む。
タマリバBKのラインスピードに驚きつつも、きっちりと止め、
逆に先にスコアをしたのは芦屋だった。
 
8分、敵陣22m付近でターンオーバーから右に展開し、
パスミスをフォローした玉田が敵をかわして走り切りゴール中央にトライ(G成功)。
 
しかし12分、自陣10m付近のラックから左展開、速さのあるライン攻撃でオーバーラップされ敵11番がゴール中央へトライ。
ゴール成功で同点とされると18分、薄くなっていた0チャンネルを突かれてゲイン大幅ゲインをされると22m内側のラックから右裏へ見事なタップキックを落とされそれを拾った敵14番がトライ(G不成功)、12-7と逆転される。
 
しかし、セットプレーが安定(スクラム優勢、ラインアウト互角)したこともあり、
風下の不利さをあまり感じさせずに一進一退の攻防が続く。
 
25分にはタマリバゴール前のラックを連取し、最後左ブラインドサイドでオーバーラップを作って秋山がトライ(Gは見事に不成功)し12-12と同点に追いつくも、結果的にはこれが芦屋の最後のスコアとなった。
 
32分に敵12番にトライ(G成功)され12-19で前半を折り返す。
 
風上に立った後半は芦屋が有利に進められるかと思われたが、相手のフィットネスやリアクションスピードがそれを許さなかった。
 
特に味方のコールに対するリアクションスピード。
「右!足りない!」という誰かのコールに複数のプレーヤーがスッっと反応しすぐにスペースが埋まる。
これは大変見習わなければならない点だ。
 
オフェンスではなかなか突破口が開けない中、
強い風によるハンドリングエラーで助けられた点もあるが、ディフェンスではしぶとさを見せた。
 
後半、敵の大型LOに吹っ飛ばされてカチンと来た六然が、すぐにバッキングしてゴール前、インターセプト気味にボールを奪いキックでハーフ付近まで戻したプレーは印象に残った。
 
しかし、試合後のレセプションで話をさせて頂いた日本協会の奥村氏に指摘された通り、
 
「後半20分からのフィットネスの差」
 
が露呈し、後半25分、31分にトライを奪われる一方、
風上の有利を活かせぬまま、最後は敵ゴールライン寸前まで攻め込んだもののノースコアに押さえられ、
12-31でノーサイドとなった。
 
この結果をどう捉えるか?
 
全国チャンピオンチームとは言え、ファーストストリングではない相手に完敗したことは、
目指すべきレベルへ行くにははまだまだ足りないところがあるということ。
しかし、軍曹が何度も言っている「自信」は持てるようになったのではないだろうか。
 
ここまで、確かに積み上がって来ている。
そこをベースに、更なる高みを目指そう!

 
最後に、当クラブの”熱烈オファー”を快諾頂き対戦して頂いたタマリバクラブの皆様に厚く御礼申し上げます。
また、グラウンドの調整をして頂いた三鷹オールカマーズ他、今回の対戦にご協力下さいました皆様にも厚くお礼申し上げます。

ありがとうございました。

[MK]


【What He Thought】
あるメンバーをピックアップしてその日の感想を書いてもらうコーナー!
今週は今年1年は優雅なフリーター・宮本です。

①自分自身がどういう課題を持って取り組んだか?そして達成出来たか?
復帰して2戦目という事で、積極的にコンタクトを取っていき体の使い方を確立していこうと取り組みました。
特にマイボールキックオフからの流れを作るタックルを意識しました。
しかし、怪我で前半途中にグランドを出る形となり、コンタクト場面もほとんど作れず不甲斐ない結果でした。


②全体の雰囲気、意識等(リアクションスピードや自分に対して厳しくといった観点から)。
試合前に綿さんが言っていた
「相手にチャレンジするとか良い試合しようとかではなく、汚くても良いから絶対に勝とう」
この言葉がチームに浸透していたと思います。
相手に合わせるのではなく、試合開始から“芦屋クラブとして”勝つ意識に満ち溢れ活気づいていたと思います。
僕自身も周りとコミュニケーションが取りやすく、試合をやっていて心から熱く楽しくなれました。
ただ、後半中盤から全体的に声が無くなっていました。
特に途中から出たメンバーはプレー面だけではなく、雰囲気も盛り上げていく責任があると思いました。


③その日意識の高かったプレーヤーは?またその理由は?
玉田さんです。
芦屋クラブの攻撃の起点としてボールを巧みに動かし続けるプレーと豊富な運動量、
自らラインブレイクを仕掛ける積極的な姿勢は相手の脅威だったと思います。


④今後のチーム・個人としての取り組み方、改善点。
フィットネスの強化です。あとラックのDFでFWがもっとファイトしても良いかと思います。
強いチームの攻撃リズムを断つには、早くDFラインを揃えてアップするだけではなく、
密集でのプレッシャー(SHへのプレッシャー)も重要だと感じました。
個人としてはまず怪我を治す事。そして急激にウエイトを上げた体をいち早くラグビー仕様にする事。
そのために練習、筋トレ、ランニング、一つ一つの時間を大切にして取り組んでいきます。



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