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No Review, No Progress

2010-11-28 近畿リーグ vs京都アパッチRC [試合]

投稿日時:2010/11/29(月) 13:01

31-14で勝利!... (スコア・メンバー詳細は「関連試合」参照)

【参加】26名
木下哲、綿谷、荒谷、浅沼、平川、福原、小澤、原、南、國川、村上、兼田、丸岡
玉田、古田、杉本、津山、秋山、大西、木下竜、増田、六然、黒木、鈴木、飯島

【応援】
かいせい、綿谷ファミリー、福原ファミリー、杉本ファミリー

【ジャージ持ち帰り】
1stジャージ 1~10玉田 11~19小澤 20~22未使用


【マッチリポート】

経済学の用語に「合成の誤謬」という言葉がある。
 
不景気だから個々人(ミクロ)が貯蓄を増やそうとすると全体(マクロ)として需要が減少し更に不景気なる、
というデフレの説明によく用いられるが、要は個人では合理的選択でも全体では不合理な結果を招く、ということである。
 
これとは少し違うが、それぞれ仕事・家庭を持ちながらラグビーを楽しむクラブラグビーにおいて、
照準にスケジュールをあわせるためにはどうしてもクラブに参加できない日というものが
メンバーそれぞれにおいてあるのは宿命であり、この日はそれが重なった日でもあった。
 
BKは津山・杉本の若いCTBコンビに本職ではない竜太朗をスクラムハーフに配置し、
リザーブ4名、しかもBKのリザーブはなしというスクランブル体制のメンバー構成で臨んだ
近畿リーグ第4節・京都アパッチRC戦。
 
こんな状況に加え、過去の戦績を振り返ってみても、正直あまり相性の良くない相手でもあり、
何とも言えない澱んだような雰囲気を感じたのは筆者だけではなかったはずだ。
 
開始3分、自陣22m付近の相手LOから左OPに展開され、9→10で内返しのダミー後、
走りこんで来たブラインドサイドの相手11番に渡りきれいに抜かれ先制トライを許す。
これは明らかにコール不足によるノミネーションミスであった。
 
いや~な空気が流れたが、7分、相手陣22m付近のマイボールLOから
京都フリークス戦を思い出させる竜太朗のサイド攻撃からの抜け出しでトライを返し同点とする。
 
13分には相手G正面20mの位置でペナルティをもらいショットを選択。
玉田が落ち着いて決め10-7とする。
 
しかし27分にハイタックル気味に入ったので腕を引こうとして相手に持っていかれたために肩を脱臼した綿谷が、
35分には古田が負傷交代というアクシデントが発生。
 
秀徳をWTBに下げ、この日は心の準備はしていたもののまさかこの時間からとは思っていなかったであろう福原と、
この日はまさかメンバーに入るとは思っていなかったであろうを前半から投入するという超スクランブル体制となった。
 
13分のPG成功後、何度かショットを狙える位置でのペナルティを得たりしたが、
果敢に攻めるもスコア出来ず、逆にカウンターを許しては、何とか止めるというパターンを繰り返し、
結局両者ともスコアできないまま前半を折り返す。
 
 
「ここまでようやったから入替戦勝たしたる、なんてないんやで!勝ちは掴みにいくもんなんやで!!」
 
ハーフタイム、負傷退場した主将に代わり、私生活では惑いまくりの不惑のロック・村上が鼓舞する。
 
47分、敵陣G前10m付近まで攻め込んだラックから右OPに展開。
裏に転がしたボールを敵と競り合った末、六然が押さえトライ。
ここ数試合なら間違いなく外していた位置からのゴールも決まり17-7とリードを広げる。
 
52分には敵陣22m付近のラックをターンオーバー。
小澤が抜け出し小生意気なパスダミーも決まりそのままゴールほぼ真正面へトライ(G成功)。
24-7とセーフティリードに持ち込む。
 
この後、オフサイドの反則が目立ち始め、PからGの速攻がチームカラーの相手に対しリズムに乗れない時間帯に突入。
自陣G前での攻防が続いたが、意地のディフェンスで押し返していたものの、
60分、ディフェンスの連携ミス(詰めちゃダメなとこで詰めちゃったね、Fくん)から相手12番にトライ(G成功)を許し24-14と詰められる。
 
この後一進一退の攻防が続いたノーサイド寸前の80分、相手が展開して出来たラックからターンオーバーし、
福原→六然と繋いで走り切り、公式戦トライランキングトップに躍り出るトライをマーク(G成功)。
31-14と止めを刺してノーサイドとなった。
 
反省点を挙げるとすれば、前半から後半最初に掛けての両CTBのラインディフェンスの上がり及びキックチェイスが甘く、
またギャップを作ることもしばしばあったので、ここは今回の若い両CTBには猛省を期する。
 
また、反則数もこれまでとあまり変わらず減っていない。
今回は特にオフサイドと倒れこみが多かった(11個中6個/4個)。
共に意識すれば、という類の反則でもあり気をつける必要がある。
 
あと、キックオフは次回の練習で必ず修正する必要がある。
丸岡は「タップ」しに行くのではなく「キャッチ」しにいくように!!
 
ただ、人数が少ないなかで勝てたことはチーム成長の証であり、何よりの収穫であろう。
 
Winning is a habit. (勝利は習慣である)
 
NZの慣用句らしいが、逆に言えば敗北も習慣である。
その意味で、入替戦前に変なミソを付けずに済んだことも大きい。
 
また特に後半、相手の速いテンポに合わせ過ぎていたことを反省し、
ゆっくりキープする戦略に試合の中で変更できたことも、
チームとして成長した証ではないかと思う。
 
キックティーを変えた玉田は、これまでが嘘のようにキックを決め、この日は確かに”モルネ”だった。


決戦まで残り2週間。
 
チームとしてやること。
各自でやること。
 
ベストを尽くして勝利を掴みに行こう!
 
 
最後に、人数不足の窮状を察して、急な依頼にも都合をつけてサポートに来てくれた鈴木と飯島の両君には
特に記して感謝致します。
 
また事情が許すようになったらいつでも来いよ!

【MK】

コメント


金曜に「全て勝たなアカンで! トップに上がるまでケチ(敗戦)つけたらアカン!」と言ったけど、人数も少なそうやし大丈夫やったんかなあ?と仕事をしながら考えてました。
勝つリズム(波に乗ってる)やから、小さな躓きが一番怖いです。
でも、何とかやりくりしながらも撃破出来たのはチームとしてレベルアップした証ですね。
O澤君はゼロ番線から確変モードやね。12日まで連チャンせな!

Posted by ナイターズロートル at 2010/11/29 20:11:31+09 PASS:

まずはじめにひさしぶりにサポートに駆けつけてくれた飯島、鈴木両名に感謝です。本当にありがとう!
最近の公式戦にはないスクランブル体制で、それぞれの力そして結束し勝利したことは今後の経験になります。
個々に良かった点・改善すべき点はありましたが、それも経験で次に生かしましょう!
次は、岡山戦、ゆーきさんの言葉とおり、芦屋のラグビーを貫き楽しみましょう!

Posted by kazu at 2010/11/30 06:22:16+09 PASS:
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