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知ってて困らない熱中症予防2

2011/07/20

こんにちは。
今回も前回の続きで熱中症についてお話しさせていただきます。
今回は熱中症の応急処置についてです。
予防をする事に最前をつくして頂きたいですが、万一、自分がなってしまった。また、メンバーがなった。外で遊んでいる子供がなった時、活かせるよう参考にしてもらえたらなと思います。
ポイントとしては、『あわてるな、されど急ごう救急処置』です。慌てず的確な処置をしましょう。

【熱失神・熱疲労の場合】:涼しい場所(日陰で風邪通りの良い所)に運び、衣服をゆるめて寝かせ、水分を補給すれば普通は回復します。
寝かした時、足を高く上げて末端から中心部に向けてマッサージするのも有効とされています。しかし、吐き気、おう吐で水分補給ができない場合は医療機関に搬送し、点滴を受ける事をお勧めします。

【熱けいれんの場合】:血液中の塩分濃度が低下して筋肉に痛みけいれんを起こす障害なので、食塩水(0.9%)を補給すれば、回復するとされています。

【熱射病の場合】:死の危険のある障害で、意識の状態と体温が重要です。意識障害は軽い事もありますが、応答や返事が鈍い、言動がおかしいなど少しでも異常がみれた時は重症と考えて処置しておくとし過ぎて悪いことはないと思います。
処置は、いかに体温を下げるかが大切になります。身体を冷やし、医療機関に搬送しましょう。身体に水をかけたり濡れタオルを当てて扇ぐ方法や首や脇の下、足の付け根など太い血管ある部分に氷やアイスパックをあてる方法などが効果的です。

また、近くに十分な水分がない時や受傷者が水分を取れない時救急車が駆けつけるまでの処置としては、少しの水分でも結構ですので、口に含み全身に霧状に吹きかけ、気化熱の冷却効果と同じ効果をもたらすので、とにかく身体を冷やさないといけないときの参考にしてみてください。

以上が簡単な応急処置ですが、難しく考える必要はありません。
気分が悪くなった、または気分が悪いと訴えてくる、様子が変だなと感じたら無理をさせず、日陰で休まして水分を取らす。それでも回復しないようなら救急車を要請し、身体を冷やすことに尽くしてもらうことが大切になると思います。

僕自身、今年は特に暑い為、トレーナー、指導者は熱中症にならない、させないを心掛けてサポートしていきたいと思います。