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知ってて困らない熱中症予防

2011/07/17

 こんばんは。今日は暑い中、練習お疲れ様です。 怪我や身体に違和感、不具合感じた選手はいないでしょうか?
さて、今回は熱中症について話させていただきます。この時期は多い事故でもありますので、再確認だと思っていただいて結構です。
そもそも、熱中症とは、暑い環境(暑熱環境)で発生する障害の総称です。ですので、種類は大きく分けて4つあります。(3つという場合もありますが、ここでは4つ紹介したいと思います)

【熱失神】ねつしっしん:皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳の血流が減少して起こる。症状としては、めまい・失神などがみられ、顔面そう白となり、脈が速く弱くなる。 

【熱疲労】ねつひろう:脱水による症状。脱力感・けんたい感・めまい・頭痛・吐き気などがみられる。

【熱けいれん】:大量の汗をかいた時、水だけしか取らなかったために血液中の塩分濃度が低下して足・腕・腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こる。

【熱射病】ねっしゃびょう:体温の上昇によって中枢機能に異常をきたしている状態。記憶障害を伴い、死亡率も高く、重症の障害といっても過言ではない。※意識障害:反応が鈍い、言動がおかしい、記憶がないなど

以上4つあります。
どの症状になろうとパフォーマンスを崩す要因ですので、ならないように心掛けましょう。
では、ならないためにはどうすれば良いのか?
身近な対処法として3点紹介します。
まず、急な暑さには注意をするです。
人間の身体は適応力に優れていますが、突然の暑さには身体が追いついていかなくなり、熱中症にかかってしまうのが、現状です。
なので、すこし荒療治かもしれませんが、暑さになれる事です。ただ、運動強度を軽減する事が大切です。ですので、ウオーミングアップが大切になると思います。練習や試合の前すこし早く来て、まずはウオーキング・散歩でも結構暑さに慣れておくと体温調節機能は暑さになれ、発祥しにくでしょう。
次には、皆さんが必ず行っている水分補給にひと工夫しましょう。汗をかくという事は水分が出る。だからその分、水分を補給する。という事がいまでは当たり前ですが、汗と一緒に塩分も失われています。熱けいれん、熱疲労から守るためにも、0.1~0.2%程度の食塩水が適切だと言われております。でも、食塩水って飲めないですよね?笑なので、市販のスポーツドリンクでも結構です!!また、成分表示にナトリウム量が40~80m(100mI中)とあれば約0。1~0,2%の塩分が含まれているという目安になります。※参考までに
最後は、体重計測です。体重の3%の水分が失われると運動能力・体温調節機能が低下します。体重減少が2%超えないように起床時や練習前・練習後の体重を量ることで、熱中症予防もそうですが、体調や疲労の回復状態もチェックする事ができます。

参考にしてみてください。
次回は熱中症の応急処置について話させていただきます。よろしくお願いします。