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No Review, No Progress 2011/6/15

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2011-06-12 兵庫選手権vs六甲ファイティングブル&春シーズン総括

[試合] 投稿日時:2011/06/15(水) 10:10

【参加】31名
大西、木下哲、綿谷、山田
中里、浅沼、荒谷、平川、福原、小澤、國川、原、村上、兼田、秀徳、城本、濱野、宮本、安田
玉田、秋山、杉本、津山、増田、河野、小玉、古田、六然、リード、黒木、堀

【応援】
南、多米、平野、リードファミリー、綿谷ファミリー、かいせい&りく
末益ファミリー、福原ファミリー、杉本ファミリー、アスカちゃん、河野LP、三木


【マッチレポート】

Maiden win(初勝利)ならず
 
今年の春シーズンの大一番、兵庫選手権の対六甲ファイティングブル戦。
過去に勝利したこともなく、全国大会で勝負するステージに上がるためには、何としても越えなくてはならない壁だ。
 
2009年 14-55 (前半14-17 後半0-38)
2010年 0-22 (前半0-5 後半0-17)
 
過去2年の対六甲ファイティングブル戦の結果である。
 
この差を更に縮めることができるのか、否、差をひっくり返すことができるのか?
 
「いい試合をするんじゃない。絶対勝つぞ!」
 
綿谷主将の激と共に、雨天のキックオフに臨む。
 
試合開始早々相手反則からPからGoで攻め込むも、再度の反則において、
同じ箇所を怪我している舎弟(?)津山が「何であんなに走れるのか意味が分からない」と言っていた安田が痛恨のタップキックミス。
(あれはタップキックというよりもはやショートパントやったね)
一気にスコアして流れを取り寄せたいところであったが、その後膠着状態が続く。
 
雨というコンディションのせいか、両チームハンドリングエラーが目立つも、
アンフォースドエラーによるものは割と少なかった感がある。
言い換えれば激しいディフェンスによってミスを誘発していた(されていた)とも言える。
ただ、強いチームはそんなときでもハンドリングエラーは少ない。
 
試合後のブリーフィングでレフェリーが「この試合は厳しめに笛を吹きました」と言っていたそうだが、
両チームとも反則が多く(芦屋10/5で15、六甲7/7で14)、リズムに乗れそうで乗れないという、
一進一退の攻防を繰り返した前半25分、自陣G前まで攻め込まれ粘りのディフェンスを見せたものの、
最後はラックからのサイド攻撃で0チャンネルを相手6番にあっさりと突かれ先制トライを許す。
 
そして前半間際には、相手のアンフォースドエラーでトライ一つ命拾いしたものの、0-5で前半を折り返す。
 
この日想定外だったのがセットプレー。
不利が予想されていたが、蓋を開けるとラインアウトは互角。
スクラムはウィルスには弱い野人・平川を中心に優勢。
モールも押せると判断し、後半はその優位を押し出そうと臨んだ。
 
しかし後半11分、芦屋陣22m付近の相手ラインアウトから右オープンに展開、
飛ばし飛ばしで相手11番に素早くボールが渡ると、スペースを十分に使われ、これまたあっさりとトライを許してしまう。
 
その後、芦屋も反撃し、相手反則からラインアウトを選択。
ゴール前まで攻め込み、押せると判断したモールで「押さえたか?」というシーンも結局パイルアップとなりスコアできず。
結果的にはこれが唯一の芦屋の得点機であった。
 
後半25分には相手10番のグラバーキックを左ゴール隅ギリギリのところで相手11番に押さえられ追加点を許す。
 
セットプレーは優位だったもののそれを活かせず、終わってみれば0-17と2年連続の零封負けとなった。

 
芦屋の失点についてはいずれも皆、あっさり取られた感じがしているはずだ。
いわゆる一瞬のミス的なところであるが、相手はそのミスを見逃さない。
「得点機に得点する」
このチームとしてのスキルの差は、競った試合になるほど大きい。
 
また、試合前の目標の一つに掲げられていた「5mのアップ」も、フェーズを重ねると緩くなる傾向があったのは、
単なる意識のせいか、フィットネス不足のせいか。
 
そして、2年連続零封で終わったという事実。
文字通り「何がなんでも勝つ」のであれば、多くあったPGのチャンスを確実に狙っていれば
零封でなかったどころか勝てたかもしれないが、まぁそれはそれ。

試合を観戦していた筆者の知人の感想は「後半に入ると攻め手なし、って感じやったな。あれでは厳しいな」というものだった。

客観的に見るとやはりそういう評価になるのであろうが、
これは、リードが先週から言っているようにこれからアタックの練習に重点を置いていくことで克服していくしかない。
 
個々のプレーでは光るものも多々あった。
 
柔道経験者らしい粘り腰でなかなか倒れない濱野、
兼田のレッグドライブの効いたタックル(余計なところでラインに入りチャンスを潰したのはご愛嬌)、
目の付け所がシャープな玉田のアグレッシブな攻撃(オフロードを狙うも体を向ける方向が「そっちじゃない!」のはご愛嬌)、
足のケガの痛みを感じさせずにフルタイムプレーした安田(後1本パスが通っていればトライだったかも?というシーンで通せなかったのはご愛嬌)には感動しました。


昨季からここまで、チーム力の向上を実感しつつ、対六甲でも「勝負になる」と思え、
対戦できることが僥倖の如きに感じるところまで来た。
正直、筆者が入部した頃は、六甲を相手に対戦すること自体、
芦屋クラブにとって想定外であったことを思うと隔世の感はあるが、ここで満足するんじゃないよね?

フィジカルの差、チームスキルの差。
 
次の対戦まで3ヶ月と2週間。
単純計算で15回の活動を残すのみ。
アタックの精度を上げるのは時間が掛かるよ!(JKジャパンを見よ!)
 
新スローガン「Be Aggressive, Be Alive」のもと、軍曹の言う通り練習あるのみ!
 
今回お預けとなったMaiden winを秋には掴み取ろう!
 
[MK]

・ トレーナーの堀くんは何と滋賀県から来てくれています。
・ 高校の試合が終わった後も、雨天の中、芦屋-六甲の試合を見る観客がそこそいたことにプチ感動。 


【首脳陣春シーズン総括】

リード プレーイングコーチ

『Be Aggressive, Be Alive』

個としては、ウェイトアップや筋力アップ、フィットネスアップを掲げ取り組んで来ました。
チームとしてはコミュニケーションとリアクションスピードとDFに重点を置き練習して来ました。

個の部分では、徐々に成果が表れて来ている選手がいますが、まだ相手を圧倒するマンパワーまでには至っていません。
今後は個人練習のトレーニング内容も具体化していきます。
トレーナーに家で出来る体幹トレーニング、ジムで行うトレーニングメニューを考案してもらい、全員が同じ方向性を向いて行えるようにします。合宿で提案します。

チームとしてはどうでしたか?
全体的な印象としては、理解度は増してきたが安定度に欠ける印象を持ちました。
例えばノミネート後の5mアップ。
しっかりラインを形成してアップ出来てる時、ラインの中にいる誰か一人がアップ出来ていない時、ラインとして全くアップ出来ていない時。
1次2次の段階で相手にゲインされると、それ以降のフェーズで立て直す事が出来ない。

これは毎回の練習でイメージ出来ていない、言われた事だけを練習してるからです。
先日の書き込みにもありましたが、各々が様々な練習メニューの中でイメージを持って高い意識で取り組まないと、試合と結びつく訳がありません。

意識付けるヒントは与えています。

実行するのはみんなです。

今後のチームとしての取り組む事を下記にまとめます。

(1) DFの安定度と質を上げる
(2) アタックの構築(方向性)
(3) スタンディングラグビー

今まで掲げていた細かい意識項目は当然継続します。

チームスローガンである『Be Aggressive』『Be Alive』の意味をしっかり理解し、
ただの共通語にするのではなく、生きた共通語になるようみんなで取り組んで行きましょう。


『Be Alive』

全てはこの言葉に集約される。

*******************************************************

綿谷主将

昨年岡山クラブとの入れ替え戦に勝ち、関西トップリーグ昇格を決め、
今年は関西トップリーグを勝ち抜き全国に出るという目標を掲げて練習や試合を積み重ねてきました。

昨年のクラブ王者タマリバ戦や先日の六甲FB戦、社会人チームや大学生と強者との試合をやることで充実した春シーズンになったと思います。
その中で各々はなにを感じ掴んだのか?
チームとしてどう戦うべきかの方向性をみつけられたのか?
自分のプレーでなにが通用し通用しなかったのかなどもう一度思い出して秋を迎えないとすぐにシーズンは来ます。

六甲戦は完封負け。
しかし練習では僕がキャプテンをしてからほとんどの時間をDFに費やしここまで登り詰めてきてATに関してはほぼしてません。
やってきた成果は出ています。
でもやってないことはやはり出来ないということもわかったと思います。
これからDFは継続していき、ATはもっと練習して精度や理解を深めてトライを取れるようにしていきましょう。
練習(努力)は嘘をつかない!!

今週の合宿から皆にお願いというか注文があります。
(1) 自分の長所と短所を理解すること。
(2) 自分がチームになにを求められているかを理解すること。
(3) 今まで以上にラグビーの試合を沢山見たりラグマガやクリニックを読みラグビーを勉強すること。

(3)なんかは特に皆に言うてる意識や理解の共有化に繋がることやと思います。

それと、数年前の冊子に書いてた4つの項目をもう一度頭に叩き入れ遂行しよう。
先日の六甲戦、雨降りとはいえ軽率なミスが多すぎです。あれでは勝てません。
(1) ミスをしない
(2) リアクションスピード
(3) 常に高い意識を持つ
(4) コミュニケーションUP


(2)と(4)に関しては最近の練習でも声があがりますが、(1)と(3)は全然声がないのではないでしょうか。
ミスが多いことでトライを取れない。リズムに乗れない、相手ペースになる、しんどい試合をする。という流れになります。
(3)をしっかり持たなければ他の事はなにもできないのではないでしょうか。
全て意識の問題やと思うので、練習や試合のしんどい時にでも薄れることなく覚えておき声に出しながらやっていきましょう。

先に述べましたがシーズンまであっという間です!!
六甲FBの初戦まで3ヶ月と10日。
絶対全国に出るという強い気持ちで一日一日を大切に楽しいクラブラグビーができるように皆で頑張ろう☆

激しくエンジョイ、『AGGRESSIVE』&『ALIVE』で突き進むで!!

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